産後の入院生活の流れと体験談・母子同室や病院のケアについて

黄色いタオルに包まれて眠っている新生児。顔に穏やかな表情を浮かべ、肌着を着て毛布にくるまれている。 家族の日常

出産という大きな出来事を経て、母子ともに過ごす初めての入院生活は、期待と不安が入り混じった日々でした。私が入院した病院は、産婦人科専門の診療所で、アットホームな雰囲気の中でサポートを受けることができました。




今回は、私が経験した入院生活の様子や病院の方針について詳しくご紹介します。

これから出産を控えている方や、どの病院を選ぶか悩んでいる方に少しでも参考になればと思います。

病院の方針や特色

私が出産した病院は、産婦人科専門の診療所でした。そんなに大きい病院ではなく、入院中に顔見知りの助産師さんが増えるのでちょっとした心配事も相談しやすかったです。

入院期間は出産の日も含めて5日間でした。赤ちゃんとは、出産した翌日から一緒で基本的に母子同室でした。シャワーや診察をしている間は助産師さんに預けましたが、入院中ほとんどずっと赤ちゃんと一緒に過ごしました。

また、一応母乳を推奨していましたがとりあえず咥えさせる練習をするだけで、赤ちゃんはミルクを飲んでいました。

哺乳瓶に入った50mlほどの黄色い母乳。哺乳瓶はメモリ付きで、背景には病院の設備が見える。

入院初日の様子

初日は身体を休めるために、赤ちゃんは新生児室で過ごしました。そのため出産直後はあ赤ちゃんと一緒に過ごすことはありませんでしたが、明日から赤ちゃんと一緒の生活が始まるんだという期待と不安でいっぱいでした。

また「産後ハイ」という状態になり、体は疲れていましたがなかなか寝れませんでした。

それに、痛み止めを飲んでも会陰の傷や子宮収縮の痛みが治まらなかったので寝返りするのも大変でした。

入院中のスケジュール

私が入院中どんな感じで1日を過ごしていたのか紹介します!診察など日によってやったりしたこともあったので、その事も合わせて紹介しようと思います。

1日の流れ

7:00 助産師さんが来て体調確認

8:00 朝ごはんが到着

9:00~9:30 赤ちゃんが沐浴に連れていかれる

12:00 お昼ご飯

15:00 おやつタイム

16:00 シャワー

19:00まで 30分間誰か面会に来る

20:00 夜ご飯

21:00 消灯・助産師さんが様子見にくる

夜中 小腹が空いて夜食を食べる

この他、3時間おきにオムツ交換とミルクをあげます。

お世話の仕方の説明

出産した翌日の入院2日目から赤ちゃんと一緒の生活が始まるので、助産師さんが赤ちゃんを連れてきた時にお世話の仕方を教わりました。

抱っこのやり方から、オムツ交換・ミルクの作り方・あげ方など優しく丁寧に教えてもらえました。

診察

入院2日目と4日目の2回、医師に診察をしてもらいます。

診察をする日は朝採尿をしました。そして内診をして、悪露・会陰の傷・子宮の戻り具合の確認をします。

4日目の診察のときに退院できるのか判断してもらいました。そのときに、赤ちゃんの2週間健診と1ヶ月健診の予約もしました。

沐浴練習

両親学級でもやりましたが、産院でも沐浴練習をしました。

実際の赤ちゃんをやるので動くし、滑って大変でしたが助産師さんに助けながら教えてもらえたので良かったです。

母乳指導

最初は咥えさせるだけでしたが、だんだん母乳が出るようになってくると母乳指導が始まりました。

たまに助産師さんが部屋に来るので、授乳の様子を見てもらい、飲ませる体勢や抱っこのコツなどを教えてもらえました。

なかなか上手に吸えるよくにならなくてとてもストレスだったのですが、助産師にさんに助けてもらうと赤ちゃんがちゃんと飲んでくれるので助かりました。

調乳指導

初めこの文字を見た時はミルクの量やタイミングなどについて教えてもらえるのかと思いましたが、ダイレクトマーケティングでした。

訪問販売の方が来て母乳の重要性や、良質の母乳を出すために必要な食事や栄養の話をした後ミルクの話をし、巧みに森永で扱っている様々な商品を紹介していきました。

20分くらい長々と話が続き、少し退屈でしたが最後にサンプルがたくさんもらえました。

体調と病院でのケア

入院期間は5日間でしたが、その間ずっと会陰の傷と子宮が収縮する生理痛のような痛みが続きました。特に会陰の傷が痛くて痛み止めを飲んでいましたが、円座クッションがないと座れませんでした。

しかし、徐々に良くなってきて4日目くらいにはゆっくり座れば、穴が空いていないところにも座れるくらい回復できました。

助産師さんは朝昼夜と1日3回部屋に来て、赤ちゃんの様子・母乳指導・体の回復具合を見に来てくれます。

そのときに、なにか困っていることがあったら教えてもらえるので心強かったです。

赤ちゃんのお世話

新生児期は3時間に1回、オムツ交換をしてミルクをあげます。

オムツ交換もミルクも初めてだったので最初は戸惑いましたが、だんだんと慣れていくうちに上手にできるようになりました。

しかし、夜中も3時間おきに赤ちゃんのお世話をしないとだったので、長い時間ぐっすりと眠ることができなくて少し寝不足気味でした。

病院の設備や食事

ご飯

入院中のご飯はとてもよかったです。

見た目も栄養バランスもとても良く、味も美味しかったので、ご飯の時間がくるのを楽しみに待っていました。

また、おやつと夜食も出てきたので甘いものも食べられたので嬉しかったです。

シャワー

シャワールームは2つあり、助産師さんに空いているか確認してから使いました。あまり大きな病院ではなかったので、人が少なくほとんど2つ同時に使用中になっていることはありませんでした。

脱衣場には椅子が置いてあり、いつでも休めるようになっていたので有難かったです。

飲み物

病院内に自動販売機がありましたが、ウォーターサーバーもあったため、空いたペットボトルに水を汲んで飲んでいました。

粉末のお茶やコーヒーも置かれていたので、水に飽きたら飲むことが出来ました。入院期間は5日間もありましたが、飲み物を買わずに済んだので良かったです。

他の入院しているママたちとの交流

私が出産した日は他にも2人出産した方が居たらしく、沐浴練習と調乳指導のときに少しの時間一緒だったのでお話しました。

しかし、入院中ほとんど部屋に篭っていたので親しくなるほどの関わりはありませんでした。

お見舞いについて

お見舞いは11:00~20:00までで、1日1回(1グループまで)30分以内でした。

入院する前は短いかなと思っていましたが、赤ちゃんのお世話が想像以上に忙しく、体も疲れているので短い時間で良かったと思いました。

病室は個室で、部屋で電話をしていたので寂しくはありませんでした。

おわりに

今回、私が体験した入院生活は、とても充実していて楽しかったです。助産師さんやスタッフの方々の温かいサポートのおかげで、不安や戸惑いも次第に薄れていきました。赤ちゃんとの初めての生活は、慣れないことも多くありましたが、少しずつコツを掴んでいくことができました。この経験が、これからの子育てにも繋がっていくと感じています。

これから出産を迎える方々が、安心して入院生活を送るための一助となれば幸いです。

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